景況感が1年連続悪化 6年9ヶ月ぶり低水準 12月短観・・・産経新聞記事のリンク
よく言われる「日銀短観」…正式名称は企業短期経済観測調査です。
この調査は、日銀が年4回(4、6、9、12月)に、全国の企業約10000社を対象にアンケートを実施し、その集計結果を公表するもので、景気の良し悪しを判断する一つの判断材料と なります。企業の生の声がダイレクト反映されるものであるため、「単純なアンケート」なのですが、90%を超える回答率もありその結果は経済と一致する指数として活用されております。
そのアンケートのうち、大企業製造業の景況感を表す業況判断DI(「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を差し引いた数値)が前回9月の調査から5ポイント下落し、ゼロとなったようです。原因としては、米中貿易摩擦、台風被害等や増税等の様々なものが考えられるようですが、金融緩和より数年たっても一向にインフレ率が向上しない現状を考えると、根本的な病巣は根深いと思えます。