『みらい』のブログBLOG

騒音・ゴミ問題…民泊の近隣トラブルにどう対応する?ハウスマニュアル(ハウスルール)作成のポイント

民泊関連

民泊のことを調べるといろんなトラブル事例が出てきて心配…

うちの民泊は大丈夫かしら?

楽しいはずの事業が、騒音やゴミの問題で近所から苦情が来てしまう…

最悪の場合、行政指導や訴訟に発展し、事業継続が危うくなるケースも少なくありません。

今回は、民泊を始めるあなたが知っておくべき、近隣トラブルを未然に防ぐためのポイントを解説しましょう。

トラブル事例1:騒音問題-ハウスルール徹底の重要性

トラブルを未然に防ぐにはどうしたらいい?

様々な事態を考慮して、事前に作成した禁止事項や注意事項を宿泊者に提示しておきましょう。

基本的には室内に設置するハウスマニュアル(ハウスルール)に記載をしますが、重要な内容は施設内の張り紙等工夫が必要です。

騒音問題につながる例
・夜間(例:22時以降)に、屋外での会話や音楽鑑賞をおこなっている
・予約している人数より多く滞在している
・(近隣住民が多い施設で)室内の窓を開けて宿泊している
 
住宅宿泊事業者は常時速やかに電話等で速やかに対応することが求められています。(管理業者へ委託可能)
玄関等に表示する国土交通省令・厚生労働省令で定める様式の標識に緊急連絡先は記載されていますが、近隣住民の方へは営業開始前に詳細の説明と緊急連絡先の表示を徹底しましょう。
また、住宅宿泊事業の関連法令・様式集は必ず確認しておきましょう。
 

トラブル事例2:ゴミ問題-地域ルールへの無理解が招くトラブル

ゴミ問題は、日本の多くの地域で特にデリケートな問題です。
宿泊者へ分別の案内はもちろん、清掃業者が分かりやすく、スムーズに掃除ができる工夫をしましょう。

具体的な対策

各自治体のゴミ出しルールを明確に掲示する:分別方法、収集日、収集場所を写真付きで分かりやすく説明します。日本語だけでなく、外国人観光客向けに英語や中国語でも案内を用意することを推奨します。

ゴミ置き場を明確にする 敷地内のどこにゴミを置けば良いか、利用者が迷わないように具体的な指示を出します。

チェックアウト時のゴミ処理ルール 利用者がチェックアウトする際にゴミを部屋に残していかないよう、特定の場所にまとめておくよう指示します。

トラブル事例3:駐車場・駐輪場問題 — 確保とルールの明確化

駐車場や駐輪場の確保が不十分な場所や駐車スペースがわかりづらい住宅ではトラブルが発生しやすいです。近隣住宅の駐車スペースを無断使用したり、路面駐車をしたりなどがないよう、事前説明の徹底が重要です。

海外のお客様は路面駐車をしてはいけないことだと知らない方もいます。

様々な宿泊者を考慮し、丁寧に案内をするよう心がけましょう。

具体的な対策

駐車スペースの明確化 宿泊者用として確保している駐車場がどこか、近隣住民の駐車スペースと混同しないよう、看板やコーンなどで明示します。

台数制限の事前告知 「駐車スペースは〇台分しかございません」と事前に予約サイトで告知し、近隣のコインパーキング情報を案内します。

路上駐車の禁止 宿泊者に路上駐車を絶対にしないよう、ハウスマニュアル(ハウスルール)に強く記載します。

トラブル事例4:宿泊者名簿と本人確認

住宅宿泊事業者は、宿泊者名簿を作成し、3年間保存する義務があります。
本人確認の徹底をしよう

 チェックイン時に顔写真付きの身分証明書(海外の方はパスポート)で本人確認を行いましょう。

適切な本人確認と名簿の管理は、単なる法令遵守だけでなく、

万一の事件や事故が発生した際に警察の捜査協力にも繋がり、事業者の責任を果たす上で不可欠です。

 

また、粗大ごみの放置や家具、住宅設備の破損等により事業者が宿泊者に直接連絡をするときも必要になります。

 

トラブルが発生した際に、自身の事業を守るためにも本人確認はしっかり行いましょう。

ハウスマニュアル(ハウスルール)をつくろう! ポイント5選

「ハウスマニュアル」という名称の書類提出が義務付けられているわけではありませんが、事業者は以下の事項を宿泊者に対して説明する義務があります。

根拠法令 義務の内容 実質的な対応手段
住宅宿泊事業法 第12条 周辺地域の生活環境への悪影響の防止に関し必要な事項の説明 ハウスマニュアルの作成・提示
法令施行規則 騒音の防止、ごみの処理、火災の防止、その他周辺環境への悪影響防止に関し配慮すべき事項
住宅宿泊事業法 第10条 安全の確保に必要な措置(避難経路の明示など) 設備の利用方法や緊急時の連絡先を記載
法令施行規則 外国人観光客に対しては、外国語を用いて設備の使用方法、交通手段、災害時の通報連絡先などを案内すること 外国語対応のハウスマニュアルの作成
ポイント1: 多言語対応と視覚的な分かりやすさ

多言語対応を徹底する:日本語、英語のほかに観光客の多い中国語(簡体字・繁体字)や韓国語も併せて記載しておくことが理想です。

写真を積極的に活用する: 文字だけでの説明は長くなりがちで読まれにくいです。家電の使い方、ゴミの分別方法、鍵の開け方・閉め方など、手順を写真や図を使って視覚的に分かりやすく説明しましょう。

短文でシンプルに: ゲストが必要な情報をすぐに見つけられるよう、文章は箇条書きや簡潔な言葉でまとめ、重要な情報は太字にするなど工夫しましょう。

ポイント2: 滞在をスムーズにする基本情報の記載

チェックイン・チェックアウトの手順: 時間、鍵の受け渡し方法、チェックアウト時に行うべきこと(電気や水道の確認、ゴミの処理など)を明確に記載します。

Wi-Fi情報: SSIDとパスワードは、ゲストが到着してすぐに必要とする情報なので、マニュアル以外にも施設の目立つ場所に掲載しておくことが理想です。

ポイント3: 滞在をスムーズにする基本情報の記載

複雑な設備の利用方法: 外国人ゲストにとって使い方が難しい日本のトイレ(ウォシュレット)や、エアコン、給湯器などの操作方法は、特に詳しく説明が必要です。リモコンの写真に各ボタンの役割を書き添えるなどしましょう。

ゴミの分別方法: 地域によって異なるゴミの分別や収集日について、具体的な例や写真を用いて分かりやすく説明します。

ポイント4: 緊急時の連絡先と安全への配慮

緊急連絡先: ホスト自身の連絡先(電話番号、緊急時の連絡手段)に加え、近隣の病院、警察、消防などの連絡先を記載します。

地震・火災時の対応: 避難経路最寄りの避難場所、火災報知器や消火器の場所、緊急時の行動手順を具体的に説明し、安全面への配慮を示しましょう。

ポイント5: 近隣住民への配慮に関するハウスルール

騒音対策: 夜間(例:22時以降)の騒音やパーティを禁止するなど、近隣住民への配慮を具体的に求めましょう。

喫煙ルール: 建物内、特にバルコニーを含む居室内は禁煙であることを明確に記載し、喫煙場所がある場合はその場所を案内します。

土足厳禁: 日本の文化として、玄関で靴を脱ぐ習慣がない外国人ゲストのために、「玄関で靴を脱ぐ」ことを明記し、イラストなどで示すとより伝わりやすいです。

まとめ

ゲストの満足度を高め、同時に運営上のトラブルや近隣との問題を未然に防ぐことが運営のしやすさにつながります。

ゲストの立場になって、疑問に思うであろうことを先回りして提示することが大切です。

行政書士・FPみらい法務事務所 YouTube公式チャンネル 行政書士・FPみらい法務事務所 LINE公式アカウント ドローン許可申請サポート
タイトルとURLをコピーしました