『みらい』のブログBLOG

11月期メンバー向けドローン情報(ドローンのネタ)

ドローン関連

こんにちは、行政書士・FPみらい法務事務所です。
今年もいよいよ師走ですね。毎年仕事のやり残しで、気忙しい12月ですが皆様はいかがでしょうか?
私事ですが、先日、お仕事で京都に行った際にドローンで渡月橋を撮影してきました。観光地という事もありかなり入念に規制を調べましたが、それでも人が少ない時間にと早朝の6時に現地入りし、日の出を待っておりました。しかし、やはりそこは日本を代表する観光スポット「嵐山」、特に紅葉の季節ということもあり、この時間でもかなりの人がカメラを持って待機しておりました。あらためて観光地でのドローン撮影は大変であると実感した次第です・・・

では、今月もドローン法務を中心とした、ドローンの最新情報を届けいたします。

11月のINDEX

①無人航空機登録制度、いよいよ12月20日開始。DJImini2も対象に
②ドローンレースを始めるにあたりクリアしなければいけない法令上の注意
③YouTubeチャンネル「みらいチャンネル」スタート

無人航空機登録制度、いよいよ12月20日開始。DJImini2も対象に


(無人航空機登録ポータルサイト https://www.mlit.go.jp/koku/drone/ より)
今月のニュースは何と言ってもこれです。いよいよ「機体登録制度」が始まります。重要ポイントは以下の通り。

〇事前登録受付が2021年12月20日スタートする
〇既存の機体は2022年6月20日までに登録完了しなければならない
〇対象は100g以上の無人航空機
〇3年毎に登録を更新する
 
とはいえ、「初めて聞いた」という方もおられると思いますので、概要を説明いたします。
(無人航空機登録ポータルサイトhttps://www.mlit.go.jp/koku/drone/より)

添付の写真でも分かる通り、ドローンをすでにお持ちの方、これから購入する方問わず、令和4年6月20日以降は、原則登録していないドローンは飛行させることが出来なくなりますでは「どこで、どうやって」登録するのでしょうか?

登録の手順

登録方法は以下の通り。(無人航空機登録ポータルサイトhttps://www.mlit.go.jp/koku/drone/より)

申請にはオンラインと郵送の方法がありますが、こちらではオンラインのみご紹介いたします。

ステップ1.申請(オンライン)

申請サイト内で無人航空機の種類、型式、製造者、製造番号、所有者などを入力して申請します。改造機の場合は、別途手続きが必要です。

〇改造機として扱われる機体
・メーカ機の場合

製造者が取説で認めていない改造(機体の重量、最大離陸重量が±10%未満となる期待を含む)

・改造機体又は自作した機体
機体の重量、最大離陸重量、寸法が±10%以上となる改造機。ただし、着脱可能な部品の取り外
しにより、一時的に重量、寸法が増減する改造は軽微な改造とみなし申告不要 

また、申請の際にはリモートID機能の有無も申告しなければなりません。申告パターンは以下の通り。

〇リモートID機能の申告パターン
・リモートIDあり(内蔵型)

予めリモートIDが機体に内蔵されているタイプ

・リモートIDなし(外付型)
別途リモートID機器を搭載するタイプ。この場合、当該リモートID機器の型式、製造者又は製造番号を合わせて登録する必要があります。機体製造者が指定しないリモートIDの場合で受領が±10%以上となる場合は改造申請が必要。

・リモートIDなし
リモートID機能がないドローンの登録は可能ですが、以下の条件のにかぎられるます。
<リモートID機器なしでの登録条件>
1.あらかじめ国土交通大臣に届け出たエリアの上空にて飛行させる場合
2.係留している場合、
3.法執行機関が警備その他の特に秘匿を必要とする飛行
.2022年6月19日までの経過措置期間に初回の登録申請が行われたもの。ただし、こちらは1回目の登録申請際にリモートID機器の搭載が必要となります。

また、改造機や自作機の場合は、合わせて登録の要件をみたしていることを確認するための申告も必要です。
本人確認書類として、オンライン申請で完結させるためには、「マイナンバーカード」または「gBizID」が必要になります。

ステップ2.入金
手数料は以下のとおり。
ただし、記載されている2機目以上の手数料は、1機目と同時に申請した場合の金額です。
クレジットカードやPay-easyによる納付が可能となっております(申請方法により例外あり)。
ステップ3.登録記号の表示

登録記号の通知を受けた者は、機体への直接記載をするか貼付ける必要があります。こちら表示する文字の大きさも規定されております。

登録記号の表示に使用する文字及び数字の高さ

・重量の区分が 25kg 未満の場合 … 3㎜以上
・重量の区分が 25kg 以上の場合 … 25㎜以上

登録記号の表示の色
登録記号の表示の色は、表示する場所の地色と鮮明に判別できる色で表示しなければなりません。

リモートIDに関しては、6月19日までに事前登録が完了した場合は、経過措置として、次回の更新時(3年)に登録すれば良いとされています。
※この記事の作成時点(11月末日)では、登録サイト等が開設されておりませんので、登録方法は来月お伝えします。

ドローンレースを始めるにあたりクリアしなければいけない法令上の注意


先日、阿蘇で行われたドローンレース大会「ASO DRONE RACE 2021」が開催され、今年も運営のお手伝いをしてきました。ドローンレースは年々その競技人口が増えるとともに、人気も高まりつつあります。
今回はそのドローンレースを始めるにあたり、法令的にどのようなハードルがあるか見て行きましょう。

ドローンレースとは?

一般的に「ドローンレース」と言われる競技を簡単に説明すれば、行われる大会の規程に沿った機体を使って、その機体に装着されたカメラから送られてくる映像を、FPV(First Person View)ゴーグルで視認しながら、コースあるゲートやフラッグを通過するように飛行して、タイムを競う物です。50g程度のマイクロドローンと呼ばれるものから、プロペラのサイズが5インチある本格的なものまで、機体の種類によりクラスが分かれております。

ドローンレースを始めるには?

STEP1
ドローンレースの係る法令としては、「電波法」と「航空法」の二つがあります。電波法については、機体の映像を受信する際に「5.8Ghz帯」の周波数帯を使用します。この周波数帯を使用する場合は資格が必要です。ドローンレースに趣味で参加する場合は「アマチュア無線技士」4級以上の免許を取得する必要があります。
このアマチュア無線技士4級の免許は国家資格ですが、講習で取得することができますので、こちらのサイトにてご確認ください。日本アマチュア無線振興協会サイト

STEP2
アマチュア4級の免許が取得できたら、次は無線局の開局が必要です。こちらは、自身が飛ばすドローンに搭載する映像送信機(VTX)とアマチュア無線のナンバーが必要になります。申請は「電波利用電子申請・届出システムLite」でのオンラインが便利です。
開局申請の「アカウントの作成」⇒「申請」⇒「手数料納付」⇒「免許状の受領」の手順で行います。
詳しいお手続きはこちらでご確認ください。総務省電波利用電子申請・届出システムLiteサイト

ただ、これだとアマチュア無線の開局まで、練習もできないですよね。開局前に練習を始めたいという方におススメなのが、シミュレーターです。ご紹介するのは、「FPV Freerider」。こちら、フリーのPCアプリですので、無料で実際のレース機の操縦に近い感覚で練習できます。ダウロードはこちらのサイトからできます。ただし、プロポは必要です。FPV Freeriderダウロード

※アマチュア無線4級でのFPVドローンの業務利用はできませんので、くれぐれもご注意ください。

③YouTubeチャンネル「みらいチャンネル」スタート

この度、「行政書士・FPみらい法務事務所」では、YouTubeチャンネル「みらいチャンネル」を開設しました。こちら、当事務所のアシスタント「九条みらい」がナビゲーターとして、様々な法令解説を行うチャンネルです。ドローン関連だけでなく、観光、補助金、金融経済など当事務所が扱う業務に関連する情報をお届け致します。是非チャンネル登録お願いいたします。

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